さて、前回大変だったのが新しく施工する根太の高さ調整でした。
相当古い家なので、既存の床には凹凸や傾きがあります。
全体的に緩やかに2cm程度傾いて(沈んで)いるのは補正しきれないので仕方ないですが、
床の波打ちは各箇所で調整しなければならず、調整箇所は根太間隔を狭めたこともあって
4.5畳の狭い部屋なのに全部で約120箇所ほどになります。
床の波打ちは各箇所で調整しなければならず、調整箇所は根太間隔を狭めたこともあって
4.5畳の狭い部屋なのに全部で約120箇所ほどになります。
前回は高さが合うように調整用の板を何枚か挟んでみたりして試していったのですが、これが
結構な手間でした。途中で材料が足りなくなり都度買いに行ったりして面倒でした。
(板を余分に買っておけば余計な出費になりますし・・・)
結構な手間でした。途中で材料が足りなくなり都度買いに行ったりして面倒でした。
(板を余分に買っておけば余計な出費になりますし・・・)
今回ですが、
糸を張って120箇所全ての調整に必要な高さを予め求めて、その分の板を準備するってのも
結構な手間になることが予想されます。
結構な手間になることが予想されます。
そこで板を挟む方法の他に何か良い方法はないものか、久しぶりに頭を使ってみました。(^^;
で思い付いたのが、ネジで高さ調整する方法です。
上からドライバでネジを回して高さ調整するのが一番楽だと思ったのですが、その思惑に合う
材料を見付けられなかったので、下の様な【つめ付ナット】と、サラネジを使うことにします。
サラネジだけだと床に接する面積が小さくて荷重で床板が部分的に沈む可能性があるので、
サラネジには台を付けます。
材料を見付けられなかったので、下の様な【つめ付ナット】と、サラネジを使うことにします。
サラネジだけだと床に接する面積が小さくて荷重で床板が部分的に沈む可能性があるので、
サラネジには台を付けます。
これを使うと金具とネジと台用の板の関係で、高さ調整範囲は
最低 2mm + 台の板厚 ~ 最高 (ネジ長さ-3mm)+台の板厚
までの調整が可能になります。(↑-3mm はナットにネジを入れる最低量。多い方が良い。)
20mmのネジで台の板厚が2mmだと
およそ 4mm~19mm の範囲で高さ調整が可能になります。
尚、台にする材料は圧縮に強い必要がありますが、普通の木材だと弱いので代わりを探していたら、
意外(?)にMDFが圧縮に対して強かったし比較的安価なので、MDFを台に用いることにしました。
元々圧縮して製造されているので圧縮には強いのかもしれませんね?
意外(?)にMDFが圧縮に対して強かったし比較的安価なので、MDFを台に用いることにしました。
元々圧縮して製造されているので圧縮には強いのかもしれませんね?
ヅチで殴ってみましたが、MDFはほとんど凹みません。(檜、合板、その他不明と比較)
他に無かったら1円玉を使おうか悩みましたが、使わずにすみました。(^^;
他に無かったら1円玉を使おうか悩みましたが、使わずにすみました。(^^;
と言う訳で120箇所分を大量生産(ネジとMDFを接着)しました。(笑)
ネジとMDFは瞬間接着剤で付けましたが、これだけだとネジが剥がれたら回りそうなので、
木工用ボンドを多めにネジの周りに塗ってネジロック的な感じにしています。
(試してみましたが、木工用ボンドだけでも接着強度はありました。)
ネジとMDFは瞬間接着剤で付けましたが、これだけだとネジが剥がれたら回りそうなので、
木工用ボンドを多めにネジの周りに塗ってネジロック的な感じにしています。
(試してみましたが、木工用ボンドだけでも接着強度はありました。)
気になる材料代は、
・つめ付ナット(M5)が10個入り120円、単価12円
・M5 x 20 サラネジ 35個入りが220円、 単価6.3円
・台のMDF(端材使用) 3x3cm程で1円程度(※箇所により異なる)
・M5 x 20 サラネジ 35個入りが220円、 単価6.3円
・台のMDF(端材使用) 3x3cm程で1円程度(※箇所により異なる)
調整箇所の部品代は1箇所20円程になり、120箇所分で2400円弱になりました。
[次回に続くと思います。] 最近文章が多い・・・